地域講演会「ここが1番!芳野・河内の魅力~ 熊本地震から見えるもの ~」に参加しました

H28.8.4講演会1H28/8/4(木)に河内公民館で行われた地域講演会に参加しました。
テーマは「ここが1番!芳野・河内の魅力~ 熊本地震から見えるもの ~」で、講師は水野直樹さん(スタディライフ熊本)でした。地域住民(河内芳野老人クラブ会員 様や河内女性の会 様など)の方も約70名程度参加されており、地域にとっても大変関心の高い内容であったようです。

H28.8.4講演会2講演内容は、水野さんが各地を回って震災前と震災後で感じた変化を語られました。小学校の講演会では小学生の発言が変わったそうです。水野さんが小学生に部屋の写真を見せながら「地震が起きたら部屋の中はどうなる?」と尋ねると、小学生からは「瓦が落ちてくる」、「天井から水が漏れてくる」など現実的な具体性の高い返事が返ってくるようになったそうです。この変化には大変驚いたと語っておられました。人は「経験」を通して「対応」ができるようになるので、大きな震災を経験しているからこそ次の対応ができるのだ、ということでしょう。
河内・芳野は海と山に囲まれている自然豊かな場所です。熊本地震を経験したからこそ、出来る対応やモノの見方があります。つまり、津波が来ればすぐ山に避難できるし、断水があっても湧水や海水から水を確保できます。農業も盛んで、非常時には食料確保にも繋がりますし、住民同士のコミュニケーションも盛んで顏の見える(助け合いの)関係性もしっかりと形成されています。河内・芳野の方々が当たり前のように生活されている、「暮らし・文化などそのままの現在(いま)が、替えのきかない魅力なのだ」、というお話でした。

ささえりあ金峰の被災後支援においても、多くの地域住民の方々からご協力を頂きました。河内・芳野校区にある、人と人との結びつきも水野さんの講話にあった現在(いま)の良さだと再認識しました。今後も、ささえりあ金峰は、地域の良さや魅力を様々な形で情報発信を行うと共に、地域住民の方と現在(いま)の良さについて確認し、一緒に地域づくりを支援していきたいと思います