今年の猛暑もようやく過ぎ去り、10月8日は二十四節気の寒露(かんろ)でした。この時期は、朝晩の冷え込みが大きくなり、秋晴れの過ごしやすい季節です。
「ささえりあ金峰」の近くでは、空気が澄みわたり、秋冷の風に彼岸花やコスモスが揺れています。稲刈りもあちこちで始まり、みかんも色づき、いよいよ収穫間近です。河内漁港の遠海には、たくさんの支柱が立ち並び、海苔業の準備も始まっています。
ややもすれば見過ごしてしまう季節の移り変わりを、ここ河内、芳野ではしっかりと感じることができます。夏目漱石が詠んだ『秋高し吾白雲に乗らんと思ふ』のように、澄み切った秋空を見上げ、雲を越え、伸びやかでありたいと思います。